司に何て話すんだろう
そう思っている矢先に 司が帰ってきた。

食事の用意をしながら
私はドキドキしていた。

反対されるだろう
朝陽さんをまた 罵るんだろうか


それが自分が原因なら
なおさらどうしていいのか
わからなくなる。

朝陽さんも多分 司さんにどう伝えるか
頭の中は一杯だと思った。


「お食事できました。」
ノックをして朝陽さんを呼ぶ。


司はインターフォンで呼んだ。


「美味しそうだね。」
椅子に腰かけると朝陽さんは優しく笑った。

大切な人が喜んでくれる
今まで以上に頑張れそうだ。


司が降りてきて 
三人で 

「いただきます。」をした。


緊迫した空気に感じるのは 私だけなんだろうか。

「あのさ ちょっと話があるんだけど。」

司が言ったので
私はビックリした。

「進路のことだけどさ 
俺 勉強嫌いだし学校も好きじゃないし
今さら大学とか行くつもりもないし・・・・・
だけどこのままじゃ どうにもならないし・・・・」


司が進路について
自分から話出した。