Kiss Kiss Kiss

「喧嘩はほどほどにしなさい。」

そう言い残し 朝陽さんはリビングを出て行った。


素敵・・・・
素敵すぎる・・・・・

存在が もう神!!!


「おい ブサイク女
何 見惚れてんだ?」

「な……な!!何を言ってんの?」

「親父はやめとけ~~
親父の周りには 美女チームが控えてる
お前じゃ無理だからな。」


「美女チーム?」

「大奥みたなもんかな。」

「大奥って・・・・・・」

「親父は最強だからな。おまえに優しくしてくれたからって
美女チームに入れると思ったら大間違いだ。
だいたい美女の要素がまったく無し!!」

綺麗な男に言われると更にムカつく

「美人じゃなくたっていいんです~~ぅ!!
私は大好きな母に似てるんだから
全然かまいませんのよ~~おほほ~~~」

思いっきりバカにするように
言ってやった。

「おまえのかあさんもブサイクだったんだ。」

「うるさい!!
あんたにね ブサイクとか言われたくないわ。
女の腐ったような顔して オネエ?」

悔し紛れにまるで子供に戻ったように
対抗してしまった。