その後の会議は、一人いたたまれない気持ちで過ごした。

そして終了後、私は雅貴に居残りを命じられたのだった。

「花井さん、持って帰って欲しい資料があるから、社長室についてきて」

「はい…」

小さくなる私を残し、部長以下、何も怪しむ事なく戻って行ったのだった。

そして、みんなが戻ったのを確認した雅貴は、会議室の鍵を閉め、私に怖い顔を向けてきた。

「さて、萌。何か言い訳するか?」

「い、言い訳って、何も悪い事はしてないもん…」

負けるな私!