ガラスの靴をもう一度



え…?

何、これ…。

キス?

私、雅にぃとキスをした?

ゆっくりと唇を離した雅にぃは、今までに見た事のない真剣な顔をしている。

「驚かせてごめん。だけど、萌がそういう事を言うから…」

「そういう事って?」

混乱した頭で、雅にぃの言いたい事を理解しようと思うけれど…。

感触が残っちゃって…。

心臓の鼓動が早くなる。

「俺の足を引っ張ってるとか、そういう事を言うなよ」