ガラスの靴をもう一度



この感触…、本当に久しぶり。

体中をキスされる感触に、声を出さずにはいられない。

優しく包み込む様に抱きしめてくれる雅貴に、私はこの上ない幸せを感じる。

やっぱり、あなたじゃなきゃダメだった。

隣にいてくれる人は、私に笑顔を向けてくれる人は、あなたじゃなきゃダメだった…。

そして私が好きになれる人は、やっぱりあなただけだった…。

「萌、言葉だけじゃ足りないよ。好きだって気持ちを、伝えきれないくらいだ」

耳元で囁く雅貴の声に、私の理性は飛んでいく。

もっと、もっと抱きしめて。

もっと、もっと…。

私を雅貴でいっぱいにして…。