ガラスの靴をもう一度



「雅にぃとメールとかしたいな」

「何言ってるんだ。雅貴くんは彼女いるんじゃないのか?」

「え~?いないよぉ。たぶん…」

だって、休みの日は私に会ってくれるし…。

毎回じゃないけど。

それに、仕事が忙しいって言ってたし…。

何せ副社長だから。

「一人暮らしだろ?彼女を連れ込んでるよ」

「そ、そんな事ないわよ!」

連れ込むって、雅にぃは通勤が大変だからって、一人暮らしを始めたのに。

連れ込むなんて…。

…ある?