ガラスの靴をもう一度



こんなに変わってるなんて…。

「俺も萌に真っ先に会いたかったよ。だから、急いで帰ったんだけど、すれ違っちゃったんだな」

苦笑いを浮かべる雅にぃを見て、お父さんはその場を離れた。

気を利かせてくれたんだわ。

ありがとう、お父さん。

「私、まだ携帯も持ってないから、連絡も出来なくて…」

「そうだよな。まだ中学生だもんな。それにしても、萌は見違えるくらい可愛くなった」