ガラスの靴をもう一度



シンプルなモノトーンのシャツとパンツスタイル。

そして短めの黒髪は、清潔感たっぷりにスタイリングされている。

18歳の雅にぃよりも、今の方が肩幅が広いかな。

それより何よりも変わっているのは…。

「萌、心配したんだよ。おじさんから空港へ行ったと聞いて」

息を切らせ、眉間にシワを寄せた雅にぃは、心底私を心配してる。

「ごめんなさい…。一番に雅にぃに会いたくて」

一番変わったところ、それは甘い雰囲気を出してるところだ。

大人の包容力というか、色気というか…。

それを感じる。