ガラスの靴をもう一度



飛行機到着を告げる電光掲示板には、知ってるアメリカの地域が表示されていた。

雅にぃが留学してから、地図でアメリカの地域を覚えたから分かる。

「うそ~。時間もバラバラだし、どれに乗って帰ってくるの?」

分かんない…。

半泣き状態で、近くのベンチへと座った。

きっと、待っていれば出てくるよね。

でも、すぐ雅にぃって分かるかな?

だいたい、雅にぃに気付いてもらえる…?

不安な気持ちで待ちながら、時間はどんどん過ぎていく。

そして、着いてからもう2時間が過ぎていた。