「私が!?」
こんないろんな人が集まるパーティーなんて、気後れしちゃう…。
きっと、雅貴なら余裕で行けれるんだろうけど。
「うん。予定がないならどう?実は、麻生さんから貰った物でさ。いい勉強になるからって、くれたんだよ」
「そうなんだ…」
麻生さんが。
その麻生さんは、何で持ってたんだろ。
まさか、雅貴があげたとか?
ダメだ。
やっぱり、何かというと雅貴に結び付けてしまう。
「萌ちゃん、どうかな?行かないか?」
川上くんは、優しい笑みで私を見つめる。
彼にも、きんとした態度を取らないといけない。
雅貴に言われた通り、川上くんに失礼だわ。
「うん。勉強になるなら、私も行かせてもらう」

