「良かった~。萌ちゃんに気に入ってもらえて」
笑顔の川上くんは、ビールを飲みながら、オススメ料理を教えてくれる。
雅貴とでは、到底来る事の出来ない店。
いつだって高級感溢れていて、VIP待遇を受けるデートとは違う。
だけど、本来の私は、こういう風なのが落ち着くはずなのよ。
気負わず、普通でいられる感じを、私は忘れていた気がする。
「ねえ、萌ちゃん。萌ちゃんには彼氏はいないって、思っていいんだよね?」
「えっ!?」
ほろ酔い気分になってきた頃、川上くんが核心をついてきた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…