ガラスの靴をもう一度



「ええ~!!ホント!?」

思わず胸倉を掴むんでしまい、お父さんはもがいている。

「も、もしかしてだよ。だって、雅貴くんも24歳だろ?いい年頃になってるじゃないか」

24…。

そうか。

そうよね。私たちは10歳年が離れてるんだもん。

そう考えたら、浮かれている場合じゃない!?

「お父さん!私、もう空港に行ってくる!」

「もう!?待っていれば、家へ戻ってくるだろ?」