すごく、重苦しい空気が流れてるんですけど…。 だいたい、私には嫌みを言う崇史さんも、何で原田さんには黙ってるのよ? 怪しい…。 「あっ、もしかして原田さんも資料を取りに?だったら、私が貰ったんで、一緒に戻りますか?」 「えっ!?あ、うん。そうする」 と言いながらも、原田さんの視線は崇史さんへ。 そして崇史さんは、不自然なくらいに顔をそむけている。 一体、何よ? 気になるじゃん。