坂道を下るのも慣れたものである。

対したことはない。

だけど柳翔はー。

「ねぇ、星彩。星彩待ってよ」

仕事し終わり帰り道はクタクタ。
全く、男のくせに情けない。

「あんた男でしょ?」

「そうだけど、」

柳翔はかなり疲れていた。

「わかったよ、そこの木の下で休もう」

「ありがとう、星彩」