「お前…本当に蘭堂の奴じゃねえだろうな」

「だから知らないって言ってるじゃないですか」



正座。



2人とも地面に正座をしていた。

今までの叫び声と罵声が鳴ったせいで一気に部屋は静かになった。



体育中のパス!などの声が聞こえてくる。



しかし…


鷹祢くんの性格が鬼になったんだけど…



「い……」


すると、ぎこちないでも憎めない笑顔で鷹祢くんは喋り出す。


「いやぁ~!ご、ごめんね秋谷さん!ちょっと色々あって!」


声色もすべてがコロッと変わった。


「今更性格誤魔化せないですからね」


そう言うと、一瞬止まって、はぁ~っと鷹祢くんはため息をついた。

そしてまたあのどす黒い顔。



「最悪だ。こんな俺でもミスはあるんだな」

「た、鷹祢くん実はそんな性格だったんですね…。ナルシスt「おいあばずれ女黙れ殺すぞ」……ハイ」



またため息をついて、床に転がり出す。



「俺の学校人生終わったな」