教室へ一歩足を踏み入れ教壇の上にある紙
を見て自分の席を探す。


南波、南波…


「あった」


窓側から三列目、一番後ろの席。



て。



「(真ん中…。最悪)」


勿論、席に座ってみるもその事実が
変わることはなくて。


唯一の救いは、一番後ろってところだけ。



静かにため息を吐いてHR開始まで
あと3分。

私は机に突っ伏して過ごした。