「はぁっ…はぁっ…」 肺が壊れそう。 でも、足を止めることはしない。 走って、走って、走って。 追いかけてこないとわかっていても、 走り続けた。 「はぁっ…、っ…は……ここ、は…」 辿り着いた場所は 「……、どうして…っ」 小さな小さな公園。 歩みを止め、肩で息をする。 自然と涙が頬を伝った。