麗『私、ピアノ習いたいけど
習い事1つしかやっちゃいけないからさ!』

凛叶『え?じゃあ何かやってるの?』

麗『うん!やってるよぉ!
おばぁちゃんの夢を叶えるために。』

樹里『習い事。何やってんだ?』

麗『ーーふ…』

凛叶『ん?なんて?』

麗『ゴルフーー…。』

凛叶『ゴルフ!?』

麗『うん。おばぁちゃんの夢はね
孫と一緒にコースを回る事。
事情があって全部私に回るからさ。』

その時
一瞬悲しい顔をした。

凛叶『ねぇ。麗。
麗は何を抱えてるの?』

麗『え?』

樹里『そーだ。なんか 昔、あったのか?』

麗『…樹里たちは
私が誰であろうと何があろうと
離れていかない?』

樹里『あぁ。』

凛叶『いかないよ!』

拓哉『…いかない。』

その時ガラッっ

音楽室のドアが開いた。

そこには
春人と秋斗がいた。

春人『僕も麗さんの
昔の事聞かしてください。』

秋斗『俺もきかしてください。』

麗『春人、秋斗。ふふっいいよ!』

そーいって
麗は話始めた。