以前までは席に着くなり、注文もしないで喋ってばっかりだったのに。



小さなことでこんなにも関係が崩れてしまうなんて思ってもなかった。




……まあ、私が嫉妬したからっていうのもあるんだけど。


でも、菜々子のあの鼻で笑うような顔。


本当に意味が分からない。


どういうわけであんな顔されなきゃいけないの?




私は溶け始めてきた氷をストローでつつきながら、


机を眺めていた。