あぁ、この幸せがもう終わってしまう… 「南、着くよ」 ぽんぽんと南の肩をたたくと南はトローンとした目で私を見た。 「////なんちゅー顔してんの!ほら、起きて!」 「島崎ー」 「な、なに?」 「俺ガチめにしんどいかも」 えっ すかさず南の頬に手を当てると、ものすごく熱いのがわかった。 「南、病院いこ!」 力が入らないのか自分では動かない南の肩を持ち、私は電車を降りた。 「南、頑張って!もうすぐ病院着くから!」 懸命に南を歩かせ、話しかけると 南は小さく頷いた。