「どしたの南…」
1週間ぶりの南の顔。声。
それはあまりにも悲惨で…
「ズビッ…いや…風邪引いてもうてさ」
そういう南の机には栄養ドリンクの空き瓶がゴロゴロしていた。
「大丈夫?熱あるんじゃ…」
「そんな気はしてる…ゲホゲホッ!!!」
南がこんなにしんどそうなんて…
雪でも降るんじゃ…(´Д` )((オイ
「うつしたら悪いし…お前今日は帰れ」
「私は全然平気だよ。それよか帰ったほうがいいんじゃない?」
「今日、俺家帰りたない。」
「はぁ?なに言って…」
そう南の顔を見ると熱があるせいか頬が少し赤く染まっていて
めちゃめちゃ可愛い。
「やば…」
「あ?なんや?」
「な、なんにもない。とりあえず…」
私は後ろのたなに無造作に置かれたカバンを持ち上げた。
「帰ろ、南」