「ありがとな、話聞いてくれて。」
「ううん、こちらこそ」
福原は私のことをしばらく見つめるとにっこりと微笑んだ。
「俺、やっぱりお前のこと好きだわ。」
「はぁ?笑 なによそれ笑…でも、ありがとう」
お礼を言うと福原は少し照れくさそうに部活へと向かった。
「…はぁ。恋って大変だなぁ」
そう職員室の彼の席を見上げた。
窓際の、一番見えやすい席に彼はいつもいる。
眠ってたり、伸びしてたり、仕事したり。
その背中を見れるだけで、嬉しかった。
「会いたいな。」
一週間ぶりの南。職員室に近づくだけで、胸がきゅんとする。
「よしっ」
ガラッ
「南先生いらっしゃいますか…?」
「ゲホゴホゲホォォ!!!!!!はい…」
「( ゚д゚)」
1週間ぶりの彼は
風邪ひきさんでした…
