好きだ。





南と数分雑談した後、佳菜子が待ってるからと職員室を後にした。







今もまだドキドキが収まらない。








あー…佳菜子も今こんな気持ちなのかな。







そう考えると嬉しくて、佳菜子の帰りを教室で待った。













カキン!と言う音と共に上がる掛け声。







ミンミンという蝉の鳴き声。








「…夏だなぁ。」










補講も今日で終わり。







明日からは文化祭に向けての準備が始まる。






「…うちは確か…縁日か…」








女子はみんな浴衣を着て、男子は甚平。








わたがしとか、スーパーボールすくいとか、まるで本当のお祭りにいるかのようなセットを着々と用意している。










南も甚平着てほしいなぁ。








一緒にお祭り行きたいなぁ。











そんな事を考えながらぼーっとしているといつのまにか私は眠ってしまっていた。