「南ぃーーー!!!!」
職員室に入ろうとする南の背中に、大声で呼びかけた。
「おわっ!びっくりした!どうしてん」
目をまん丸くする南は、終業式からあまり変わっていなかった。
ただ、少しだけ伸びた髪の毛と、少しだけ焼けた肌が妙に男らしくて余計きゅんとした。
「ひ、久しぶり!!!」
会いたくて会いたくて
やっと会えた。
もう、この瞬間でもどんどん南が好きになる。
「…お、おう。久しぶり。」
二カッと笑う南の笑顔はテレビに出てる俳優よりもかっこいい。
「んで?今日はどしたん?そんなに急いで(笑)質問?」
