年の瀬のヴァンパイア

「良かった…あたしはモンスターなんかじゃなかったんだ…」

麻衣ちゃんは心底ほっとした様子だった。

つまり本気で自分はモンスターなんじゃないかと今までずっと怯えていたのだ。

「やれやれ。とんだ人騒がせでしたね」

あたしは肩をすくめた。