今日は朝読書か。ヤベ、本忘れた。どうしよう。

「誠くん。本、忘れたの?」
『ん?あぁ』
「私の貸そうか?」
『でも、あんたの読む本がなくなるぜ?』
「私、2冊持ってるから!」
『マジ?じゃあ借りるわ。ありがとな?(ニコ』
「///う、ううん!どういたしまして!」

顔が赤いけどどうしたんだろうか?ま、いっか。

ー10分後ー

「席つけ〜!今から席替えを始める!」

おぉ〜!

「(誠くんの隣になってみせる!)」
「(誠くんの近くになれたらな…)」
「(誠また狙われてんなー。ってか美波の隣になりたい!)」
「(誠…御愁傷様。要の隣になれるかなぁ)」

皆気合い入ってんなー。(←自分だとは気付いてない)

「じゃあくじ引きにすっぞー」


「次!笠原!」
「はーい」

ゴソゴソ

「21番っす!やった!窓際の後ろじゃん!」

「次!茅島!」
「はい!(要の隣でありますように。要の隣でありますように。要の隣でありますように。要の…)」

ゴソゴソ

「……」
「美波!何番だった?」
「じ…10番…」
「な…なんだとー?!俺と美波に限ってそんなことは…ハッ(゜ロ゜)…美波。もしかしてこれは神様から俺と美波に課せられた恋の障害では…!?」
「要!…そうよね。恋は障害を乗り越えてこそ本当の愛になるんだわ!わかった!私、要のためならなんだってする!」
「そこまで俺のことを…美波ぃいいぃぃぃ!」
「要ええぇえぇ!」
「はい。バカップルは置いといて次!」



「はい次!誠!」
『うぃーっす』

ゴソゴソ

26番…っしゃ!窓側後ろの角!

「誠くん何番だった?」
『26番だった』
「「「「「(隣じゃなかった…)」」」」」
「お!誠、俺の後ろじゃんよろしくー!」
『お前かよ…』
「俺で悪かったな」



「天宮君」
『ん?』
「隣の席になった棚橋です。よろしく」
『おう!よろしくな』
「俺は笠原要!要でいいぜ!」
『なら俺も誠でいいぜ』
「わかった。2人とも仲良さそうだけど、小学校の頃から知り合いだったの?」
『いや、そーゆーのじゃねーけど』
「だよな!親友に時間とかねーよn『誰が親友だボケ』ひどい!親友じゃないか!」
『親友になった覚えはない』
「ひどいなぁ誠は…」
「ははっいいコンビだね」
「『どこが』」
「そこが」

…そうかな?よくわかんねー

「そういえばさっき話してた茅島さんって要君の彼女?」
『そうd「そうだぜ!可愛いだろ!いやー、なんといってもまずはあの顔!すっげー美人だろ?それにスタイル抜群!頭も良いし、すっげー優しいし…『こいつに美波の話をふるな。短くても5分は続くぞ』
「そっかwそういえば誠君って彼女いるの?モテそうだよね」
『モテそうか?まあ、彼女はいねえぞ?』
「そうなの!?でも告白はされるよね?」
『まあな。でも全部ふってるぜ?』
「もったいない!あ、もしかして好きな子でもいたり?」
「「「「(誠くんに好きな人?!)」」」」
『いないよ。ただ(女だし)、今は(ボスに襲名してから忙しいから)恋愛はいいかな…ってな』
「そっか。もったいない」
「「「「(好きな人いなかった。ホッとしたような残念なような…)」」」」
「全員引き終わったな?じゃあ後は教室内でゆっくりしててくれー」
『っと、そうだ!かなm…』
「…あのときは可愛かったなー。あ、美波に惚れてもダメだからな!俺がいるし!んでもって…」

まだ続けてたか…

「…ということが『いい加減にしろ』ゲフッ…誠ー!いくら彼女がいないからって八つ当たりで叩くのは『ちげーよアホ』アホ!?ひどぅいや」
「ははっやっぱ2人で漫才したら?」
『いや、だからしねーよwっと、それより要、次の授業国語だけど?』
「それがどうかしたのか?」
『そうか。忘れてるってことはプリントやったのか。なら俺は見せなくてm「ッギャーーーーー!早く言えーー!」余裕ぶっこいてるからてっきりやったのかと思ったぜ』
「誠ー!プリント見せろ!いや、見せてください誠様ぁぁぁ!」
『飲物3日分』
「いや、2日ぶ『え?1週間分もいいのか?ありg「すいません3日分奢らせていただきます」
『いやー、わるいねー』
「(チクショー)」