親愛なる母へ




戦友あるいは同胞。

亮と未央子は互いにおそらく、そのような存在だった。

同じ影を追い、傷を負い、そして立ち向かった。

しかし、その関係は今終わる。

二人とも、過去に捕われていては生きていけないことを、もう知っていた。



ステージの上と下で、お互いの笑顔を目に焼き付ける。

ここからは、別々の道を歩くのだ。

きっと、もう二度とここへは帰らない。