そんなことを考えながら心を躍らせていると、ふいに彼女がその場にしゃがみ込んだ。 体調が悪くなったのかと心配して駆け寄ると、彼女は亮を見上げて言う。 「亮君、お願いがあるの」 亮もそこにしゃがむと、彼女は照れくさそうに笑う。 「喉、乾いちゃった。でも疲れちゃって、すぐ動けそうにないの。飲み物買ってきてもらえないかな」 「なんだ、そんなこと。いいよ」 亮はほっと息をつき、彼女の頭を一撫でして、階段を駆け降りた。