そんな翔の着ているブレザーのポケットからチラッと箱が見えた 「何この箱」 わたしがソロッと取ろうとすると 慌てるように箱を後ろに隠してしまった 「何でもない」 「何で?気になるじゃん」 「...後ろ向け」 意味不明な指示に取り敢えず従って後ろをむく 後ろで翔がゴソゴソ何かする音が聞こえる って思ったらひんやりした物が首を伝う それは小さな星の形した中に小さなピンクのダイヤがはめ込まれたネックレス