「そっか、聞いちゃったんだならいっかぁ」
岡野くんとは思えない低い声
わたしはパッと振り返るとそこにいたのは
着崩した制服、黒髪の短髪に通った鼻切れ長の目の人が少し奥に立っていた
誰!?このイケメン!
「お、岡野くん?」
「何?...」
「何変装なんかしちゃって...アハハ」
「変装?何の話、これが俺の本当の姿」
「はい?」
「メガネかけて変装してたんだよ、女避けにな
がり勉気取っとけばよってこねぇだろ?
俺は誰かさんとは違って目立ちがりやじゃねぇから」
岡野くんは翔の事を言ってるのかな?
「なぁ、この事他のやつに言ったら...」
側にあったロッカーにわたしを押し付ける
「ただじゃおかねぇから」
耳元でそう囁いてキュッと口角を上げた
わたしはスルッと岡野くんから向け出すと慌てて外へ向かった

