「愛美、話したいことってなに?」 午後の授業も終わり、梨乃は気が気じゃなかった。 終わってすぐに愛美のところへ行った。 「あ、、うん。人少ないところ行っていい?」 「うん」 梨乃と愛美はぜんぜん生徒たちのこない非常口階段へ行った。 ここは、小さいベランダのように外に面する造りになっていて、たまに先生がタバコを吸いにくるようなところだった。 愛美は梨乃に向き合って真剣な顔をした。 「あのね、あたし、、、、創汰のことが好きなの。」 「え…?」