駅前で待ち合わせして、 近所の公園へ。 時間は午後2時。 まだ学校にみんなはいる時間。 飛鳥はあたしのために 学校をサボってくれた。 「ユナ」 飛鳥があたしを優しく呼ぶ。 ひさしぶりに見た、飛鳥の姿。 あたしはまた泣きそうになった。 「飛鳥…」 飛鳥は近づいてくる。 あたし達は公園のベンチに座った。