「話、あるんでしょ? あたしの部屋で待ってて…」 「それはどうも」 飛鳥はこころよくうなずいてくれた。 「じゃ、コッチ…」 「1階なの?てかでけぇ家…」 「まぁ普通の家と比べたらね」 そんな話をしながら、 飛鳥をあたしの部屋に通した。 あたしは玄関から 「ただいま」 と、どうどうとはいり… 愛のない我が家の応接間にむかった。