―パァン!! 「きゃ~っ飛鳥くーんっ!!」 「いけいけ~っ★」 全学年の、ちょっとギャルっぽい 女子からの声援を受けて走る飛鳥。 やっぱりアイツ、 モテるんだ? 顔はいいもんな~… なんてコトをあたしは ぼ――っと考えてた。 「ユナ、飛鳥足めっちゃ速くね?」 朝美が興奮気味にあたしに言う。 うん、確かに速いかも。 「ほんとだね~ ぶっちぎりじゃんね~」