―けっきょく、離婚の話は延期。 とりあえずはあたしの体育祭が おわるまで。 おわるまでは… 母さんと父さんは離婚しない…… それなら。 いっそのこと永遠に体育祭をしたい。 離婚しないで… 優哉… あたし、自分の道を歩んでるかなあ? あたしはその夜、 声を殺して泣いた。 葉だけが、そのコトを知っていた。