「あのさ、ユナ… きょうが何の日か知ってる?」 「…?」 「誕生日、おめでとう。ユナ」 「え……?」 あぁ、そっか… きょうはあたしの誕生日… あたし、18かぁ… 「…なんで知ってんの?」 「彼女の誕生日知らない 彼氏はいないっしょ」 うつむきながらつぶやくあたしに 飛鳥はニヤッとして言った。 「俺が18になったら、結婚して」