飛鳥はビックリしている。 まぁ、当然だけど。 さぁ、どうくる? にらみながらあたしは 飛鳥の言葉を待った。 飛鳥はしばらくボーっとしてたけど 立ち上がってあたしに近づいてきた。 「ぇ、なに…ちょ…」 「ちょうどいいじゃん」 …? 何がちょうどいいの? あたしを棄てる口実ができて? 「これ」 そう言って飛鳥はあたしに 小さいラッピングされた箱を 投げた。