「何が!?」 怒ったあたしに近づいてくると あたしを壁に押し付けて 耳元で囁いた。 「だって、ユナは俺がはじめてに なるんでしょ? 今まで俺以外はだれもユナを 見たことないんでしょ? …うれしいに決まってんじゃん」 その言葉に、不覚にも胸が キュンってなった。 …飛鳥の方がいっこ年下なのに。 なんでいつもあたしばっか。 なんでこんなにドキドキするんだろう。 ずるい… 「…じゃ、行く?」