朝美が気まずそうに声をかける。 その一言で、あたしは現実に戻った。 …まずなんでココにいるのか 知らなくちゃ… 「うん、友達のお兄ちゃん。 あ、朝美、先行っててもらって…いい?」 「そうなの?わかったぁ」 ゴメン、朝美!! あたしは心の中で朝美に謝りながら この極悪をつかんで学校とは 逆方向に歩きだした。 そして、あまり人目につかない 公園についてから手を離した。 「…何の用ですか? あたし、【reAl】は降りましたけど!!」 「ま~そんな邪険に扱うなって! …オイ、でてこいよ」