「あたし、理由わかりますよ」 あたしは小さい声でつぶやいた。 「明日香か。なに?」 「…審査員の決定に文句つけたから」 「あたりだ。 どうやらマシなのもいるらしいな」 「「ふざけんな!!!」」 ムカついて叫んだのは あたしだけじゃなかった。 HIROさんも立ち上がって 叫んでいた。 「アンタみたいなカメラマンが 撮るブランドなんて、こっちから 願い下げだ!!!」 「私も降ります!さようなら!!」 あたしとHIROさんは 同時に叫んで部屋をでていった。