「…ありがと」 「は?なんて言った?」 葉に聞こえないくらいの 小さい声であたしはつぶやいた。 「なんでもなーい♪」 「…あそ」 今も頭上に?マークを 浮かべてあたしを見つめるその瞳は …あたしにそっくり! ありがとね、葉。 でも… あたし、気づいちゃったんだ。 あたしにそっくりな、 アンタを見て。 飛鳥を忘れるコトなんか できないって… でも、もう遅いよね…