「夕菜!!!」 イキナリ葉に、 名前で呼ばれたあたしは 固まってしまった。 見ると葉は、まじめくさった顔で こちらに向き直って座っている。 「…何、アンタ」 あたし最近… 年下に呼び捨てされるコト、多くない? なんか…ムカ。 「何悩んでんのか知らないけど! オマエ最近、変!! …らしくないよ。 落ち込んだり、泣いたり… そんなん姉ちゃんらしくないよ。 俺…いやだな」