「お嬢さんに協力してほしいことがあるんだ。頼まれてくれないか」
おじさんは懇願するように言う。
急に態度が変わったな。
「??わ、私に力になれることがあるなら…」
よくわからないけど、こんな身分の高い人の役に立てるなら…。
「声もそっくりとは!驚いた。君にしかできない。お願いだ…」
「わ、わかりました。なんでしょうか?」
おじさんの雰囲気に呑まれて了承してしまった。
「ありがとう!実は、恥ずかしながら娘が昨日城を飛び出してしまってね…」
娘が家出!?
少なくとも貴族以上…いや、姫って呼ばれてた。
もしかして…この国のお姫様が逃亡したっていうの?
でもなんでそんな…
「隣国の王との結婚が決まっていると言うのに…。結婚できないとなれば、この国は向こうに敵対視される可能性が高い。それで娘が戻ってくるまで代わりを務めてほしい」
はい、逃げた理由それー!!


