「これくらいは慣れてもらわないと困るな」
王は私をベッドに押し倒す。
「お、王様っ…」
「玲(レイ)だ。玲と呼んでくれ」
「玲…様……」
「様、はいらないのだが…今はよしとするか」
そう言いながら首元に顔を埋めると「ちゅっ」と小さくリップ音を立てた。
そしてその唇は、だんだんと下へ下がっていく。
鎖骨、胸元、そして…
「玲様っお待ちくださいっ」
私はやっとの思いで声を出す。
「なんだ、もうだめなのか」
もうだめって…っ!///
「これからはもっとすごいことするのだろう?」
玲様は耳元で優しく囁くと
「今日はゆっくりお休み。疲れただろう」
と言って部屋から出て行ってしまった。