君は急に俺のネクタイを引っ張って顔を近づけさせる。 少し胸が弾んだが、理性を保つのに必死で目を合わせられなかった。 「愛してる」 君は何度でも俺に言う。 冗談だとわかっていても、心がふわりと和らぐ気持ち。 ………どうしようもない、期待。