今日も、支度はとっくの前に出来てるのに、少しだけ遅れて家を出る。 ……君にかまって、ほしいから。 「瑛祐」 後ろから呼ぶと、君は笑う。 いつもと同じように。 「今日も遅かったな」 その言い方にムッとしながらも私を確認してくれることに安心している。 「悪ぅござました」 「ちゃんと言えよ」 隣にきた私の頭を撫でる手つきに嬉しさと寂しさを覚える。 「ーーー愛してる」 「クス、はいはい」 いつも君は、私がそう言うと笑って流す。 ……本気なのに。