「じゃあ左手」
そう言ってあたしの左手にそっと手を添えて、
薬指に指輪をはめてくれた。
藤のムダひとつ無い動きにあたしの心臓はさっきからうるさいくらいドキドキしている。
指輪をはめ終わった藤は「梓」とあたしの名を呼び指輪にそっとキスをした。
「あたしも、はめる」
藤が握っていた指輪は1つではなく、2つだった。
サイズが小さい指輪と少し大きい指輪。
小さい指輪はあたしの物。
そして大きい指輪はきっと…
藤のもの。
藤はクスクスと笑ったけどあたしに指輪を渡してくれた。
あたしは藤がしてくれたように左手にそっと手を添えて震える指先で小さな指輪を持ち
藤の薬指にゆっくりはめた。
「藤…大好き……」
あたしは藤の指輪にそっとキスをした。
あたしの想いは『大好き』では表現出来ないくらい大きいもの。
―――――こういうの、何て言うのかな?
そう言ってあたしの左手にそっと手を添えて、
薬指に指輪をはめてくれた。
藤のムダひとつ無い動きにあたしの心臓はさっきからうるさいくらいドキドキしている。
指輪をはめ終わった藤は「梓」とあたしの名を呼び指輪にそっとキスをした。
「あたしも、はめる」
藤が握っていた指輪は1つではなく、2つだった。
サイズが小さい指輪と少し大きい指輪。
小さい指輪はあたしの物。
そして大きい指輪はきっと…
藤のもの。
藤はクスクスと笑ったけどあたしに指輪を渡してくれた。
あたしは藤がしてくれたように左手にそっと手を添えて震える指先で小さな指輪を持ち
藤の薬指にゆっくりはめた。
「藤…大好き……」
あたしは藤の指輪にそっとキスをした。
あたしの想いは『大好き』では表現出来ないくらい大きいもの。
―――――こういうの、何て言うのかな?



