――――ああもう。


だからそうやって当たり前の様に心拍数急上昇する様なセリフ、言わないでよ。


「バカ………やっぱりキザ男だ//////」


「んーー、多分お前にだけだなコリャ」


もはや星なんか全く無視して、バカップル丸出しのやり取りが行なわれる前橋家の月模の部屋。


明後日にはここはもう月模の部屋ではなくなってしまうけど


どうか今だけは……さみしさも切なさも忘れさせて下さいと、きらめくたくさんの星達に願ったのだった。


「なぁ、丁度ベッドあるから、押し倒していいか?」


「何言ってんじゃいっ!!」