でも家に帰っても月模がいないのは、やっぱりさみしい。


私達がつき合い始めた事も皆に言う予定だし、プチモテ男子の月模の事だ……少なからず女子からの嫌がらせもあると思う。


前途多難な未来に、思わず眉間に深~~~いシワが………


「だけどまっ……自分が決めた事だし、頑張ろう」


泡を流した食器を布巾で拭きながら、言葉が出た。


月模とつき合う事は自分で選んだんだし、私は月模と別れる気なんてさらさら無いんだ。


月模も私といたいと願ってくれているなら……私は精一杯、アイツと向き合いたい。


嫌がらせにも勝ってやる!!