ヴァンパイアと同居中!! ~赤に恋して~

「そのリアクションだと……やっぱり2人共知ってたんだ。シェナーダちゃんとテイテス君も………」


硬直しているオレ達の前で、前橋は乾いた笑いを浮かべた。


「あ、イヤ……前橋さん、どうして……」


前橋の雰囲気から、誤魔化す事等出来ない事を悟った達寛が、少し小さめの声で前橋に尋ねた。


シェナーダは口を半開きで前橋を見つめていて、テイテスは顔を手で覆っている為、表情を読み取る事が出来ない。


「3日前に………1年生全員参加の補習があったじゃない……」


そうしてオレ達は、前橋から何があったのか事細かく聞かされた。